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ハーレクインcolumn vol.2

 冷たい言葉を言い放ち、冷めた眼差しを向けるドSな男性。人気の漫画や映画でも頻繁に登場しますが、その傲慢な態度になぜか惹かれてしまうという女性も多いのではないでしょうか?
ハッピーエンドのロマンス漫画「ハーレクイン・コミックス」にも、たくさんのドSなヒーローたちが登場します。
ヒーローたちは常に傲慢な態度で、ヒロインたちを束縛します。今回はそんな「ハーレクイン・コミックス」に登場するドSなヒーローたちをご紹介したいと思います。

ドSヒーロー

愛のない地獄の結婚生活、悪魔のような夫―『愛は苦悩とともに』

 ハーレクインファンの間では、秘かに人気を集めている「愛は苦悩とともに」 (ペニー・ジョーダン/橋本多佳子) の最強ドSヒーローである弁護士のマックス。彼は法曹界の大物の娘という理由だけで、ヒロインのマディに近づき結婚をします。結婚後も多くの女性との浮気を重ね、都合の良い時だけ妻の元へ帰ってくる。「お前は家の中の雑用がぴったりの女だ」とマックスに罵られ、マディの心はズタズタに傷つき、結婚生活は地獄のようです。けれども、マディは二人の間に生まれた子供たちのためにも、辛い日々を懸命に耐え続けます。
こんな悪魔なような夫を支え続ける優しいマディに、はたして幸せは訪れるのでしょうか!? ぜひ幸せになって欲しいものですよね。

愛は苦悩とともに

初めての夜に乱暴に迫る侯爵―『侯爵家の花嫁』

 サンタンジェリ侯爵家に子供を産むために無理やり嫁がされた「侯爵家の花嫁」 (サラ・クレイヴン/花津美子) のヒロインのマルサ。
夫となったロレンツォ侯爵は妻を妊娠させるという目的を果たすため、乱暴に何度もマルサに迫ります。愛のない行為を繰り返し、「こんなつもりじゃなかった」と結婚を後悔するマルサ。
「お願い…私をモノみたいに扱わないで…」マルサの悲痛な溜息に、読んでいるこちらまで胸が締め付けられます。
そんな冷めた関係の夫婦生活も、時が経ち誤解が解けていくにつれて、徐々に二人の心も近づいていきます。しかし、ちぐはぐだった歯車がようやく動き始めたその時、マルサに新たな事実が発覚し…。
ドSなヒーロー、ロレンツォ侯爵の物語序盤と終盤でのギャップが魅力的な作品です。

侯爵家の花嫁

美しくも冷淡な眼差し、氷のプリンス―『プリンセスの愁い』

 クラウディオ皇太子に世界中の花嫁候補から選ばれ、妃となった「プリンセスの愁い」 (ルーシー・モンロー/内田一奈) のヒロインのテレーザ。しかし、その結婚は王家の跡継ぎを産むための『便宜結婚』でした。結婚して3年後、プリンセスとして公務をこなし、自由を束縛されたテレーザは憂鬱な日々を送っていました。そんな疲れ切ったテレーザにクラウディオ皇太子は夜の勤めも果たせと迫ります。しかし、病気を患ったテレーザは子供を望むことが難しくなってしまい、夫を拒むようになってしまうのです。子供が産めなくなったならば、プリンセスの資格はなくなり、夫に別れをつげなければならない…。
一方で、テレーザに拒まれたクラウディオ皇太子は彼女が浮気をしているのではないかと疑りはじめます。夫婦の気持ちはすれ違っていき…。相手への思いが強いほど、ちょっとした事で衝突したり、擦れ違ったりしてしまうものですよね。
こちらの作品は、なんと言ってもクラウディオ皇太子の切れ長の冷淡な眼差しが魅力的です。

プリンセスの愁い

1年で恋人を捨てる、プレイボーイな実業家―『十二カ月の恋人』

 「十二カ月の恋人」 (ケイト・ウォーカー/アリスン) に登場する、スペインきっての実業家ホアキンは数々の女性とつきあってきたプレイボーイ。しかし、「縛られたくない、自由でいたいんだ」と恋人を1年間つきあうと、捨ててしまいます。。
ヒロインのカサンドラも例外でなく、1年間の期限付きでホアキンの恋人となりました。。
そして、明日で約束の1年目を迎えるという日に、別れの辛さのあまりカサンドラはホアキンのもとを黙って去ることを決意します。。
一方、ホアキンは明日が1年目の重要な日とはすっかり忘れており、寂しそうなそぶりを見せるカサンドラを横目に、仕事に出かけてしまいます。そういう重要な日は、忘れないで欲しいものですね。。
その後、カサンドラと再会したホアキンは言い争いとなり、その直後にまさかの不幸が…。運命のいたずらともいえる、物語の意外な展開も楽しめる作品です。

十二カ月の恋人

激しく熱い強引なキスで心を奪う、カリスマCEO―『百パーセントの男』

 「君を1カ月以内に僕のものにする。君に僕を拒絶することはできないよ…」と自信満々な態度でヒロインのリアノンの前に現れた男ガブリエル。「百パーセントの男」 (サラ・ホーランド/小越なつえ) のヒーローの彼は、父から引き継いだ会社を5倍の規模に拡大させたという、実力派のカリスマCEOです。
彼の傲慢な態度に最初は驚き、二度と会いたくないと思ったリアノンも次第に彼の事が気になるようになり…。ガブリエルはさすがラブシーンもドSなヒーローっぷりを思う存分発揮。激しく強引なキスシーンも、非常に情熱的で魅力溢れる作品です。
物語のラストまでリアノンへの愛を語り、力強く導いていくガブリエルは、まさに女性が憧れる「百パーセントの男」ではないでしょうか。

百パーセントの男

 今回は「ハーレクイン・コミックス」に登場するドSなヒーローたちをご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?
ヒロインに傲慢な態度をとるドSなヒーローたち。実はそんな彼らも、生き方が不器用で、ヒロインへの深い愛を持っていたりするのですよね。そのヒーローたちの本当の気持ちが分かったときに、よりラストのハッピーエンドが感動できるのではないでしょうか。

「ハーレクイン・コミックス」のドSなヒーローをお楽しみください!

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