とても良かった！　のですが、最初から姉妹が仲良しなのが、わけがわからないままでした。原作の説明を読んで、なんとなく想像しました。でも、そのくらい思いきらないと詰め込めなかったんだと思います。伝えたいことをしぼりこんでいるので、詳細はわからなくても、物語の世界に没入できて感動できるのが、さすがの碧先生です！

言いようがない、さちみ先生。頁をめくると、キリリとしたヒロインが。。そのカッコよさ！ヒロインのセリフのひとつひとつに感動！　もうもう、本当に気高い。ハーレコミックの女王です！！ 導入からして、このヒロインはほかと違う、とてもドラマティックになるなと予感でき、そのワクワクが最後まで続くのです。伏線回収とか登場人物のかき分け、性格付け、話の盛り上がり、一人一人個性があって魅力的な脇役たち、どれもこれもすばらしいです。ヒーローは良い人だけど、ヒロインの存在感には負けちゃうなw　ヒロインのお父さんはお父さんだけでお話がつくれそう。 あと、さちみ先生の作品、若いヒーロー、ヒロインだけじゃなくて、おばさま世代の登場人物もとってもすてきに描いてくださってるのが、おばさん読者としては嬉しいところなのです。

ハーレをいろいろ読んでいるとこういうお話に巡り合いますね。 ハーレの登場人物って恋人や配偶者が亡くなって1年2年で別の相手と恋愛しますよね。過去に囚われないというのは大事だけど、ちょっと薄情な感じもしていました。このヒーローも3年目ですが、亡き妻への想いがていねいに語られていて、けして薄情には思えませんでした。ヒロインがなぜヒーローを好きになるきっかけは弱いなとは思うのですが、2人でメアリについて語るシーン、とても読み応えがあります。こういう作品を大事に読んでいきたいと思いました。

絵がきれいだなと思ったのですが、うーん、突然、結婚したいと言い出すヒーローがあやしすぎるし、ヒロインは周り人に振り回されるだけだし。ヒロインとヒーローの友達は性格が悪いし、ちょっと見せ場になりそうなところがあっても盛り上がらないままだし。残念。

レオニダスのお話も含めて登場人物がみんな素敵です。 とくに女性の才能や努力をきちんと評価してくれるのが好印象。研究はどこでもできるとギリシアにとどまることになるかなと思ったのですが、ヒロインの仕事を重視してくれて嬉しい。登場するシーンがそれほど多くないのにお義母さんのエピソードも心に残ります。 藍先生はヒーローもヒロインも登場人物ひとりひとりを細やかに描いてくれますね。

ハーレの定番だなと読んでいたのですが、ヒーローの一族に自分の仕事を蔑まれたヒロインが、自分の仕事を恥じていないときっぱりと言い切ったところで、おおっと思いました。 自己がきっちり完成しているヒロインがヒーローをトラウマから救っていく。余分なものは削ぎ落してその過程がしっかり描かれていました。ラストシーン、やられました！　

良いお話でした。ありのままのヒロインを愛してくれるヒーローの本当に素敵。安直に努力して痩せパターンじゃなくて良かった。癒されました

さすが、さちみ先生です！　登場人物が全員可愛い！　ヒロインの考え方もとてもかっこいい！　 みんな幸せなのですが、実のお母さんはこれでいいのかな、結果論ですが、自分で育てたほうが良かったんじゃないかな、いろいろ後悔しないのかな、、ってちょっと思ってしまった。これは日本人的な考えなのかもしれないです

SF好きです。コミックでコンパクトになって、すごく良質なSFファンタジーになったと思います！男性陣の絵がちょっと、、なんですけどw　ヒロインも妹も綺麗だし。ヒロインとヒーローはもちろん、ヒロインと妹、妹とご主人の愛情が短いながらも印象的に描かれています。起承転結で、ラストに向けて盛り上がり、大団円になる構成も見事でした！！

お互いが恋愛関係になる過程が唐突すぎる気もしますが（パニック障害の女性が初対面の男性を好きになるのかな）、でも、優しい気持ちになれて、後味スッキリの作品でした。原作とはだいぶ変更されているようだけど（原作未読）、この作品はとても良いです。

とてもおもしろかった！　ヒロインはもちろん、マックスもかっこよい、ヒーローはちょっとw　大丈夫なんですかねw　アリアのシーンは、この歌は娘を罵る歌だし、翻訳もちょっと違和感あるのだけど、HQでこんなにドラマチックにヒーローをこき下ろすシーンは初めてで、どてもスカッとしました！　タイトル、どこにもアテネ感がないのけどいいのかというのと、フィリップは今後ダメじゃないかなとか勝手に想像してますｗ

全体通して護衛されていない、ちょっと大丈夫かいなという王家でしたw　短いページ数なのにエピソードをいっぱい詰め込んですいすいと展開してちゃんと決着します。ヒーローが重いトラウマを背負っていて、それはもうちょい深く描いてほしかった、でないと、とても一国の王子と思えない情けなさが目についてしまう。ヒロインの強さと賢さと、話のおもしろさがそれを補ってますが。

犯人の動機を書いてくれた方がいてそれでやっと納得。犯人像や犯人とママとの確執をきちんと描いてないので、ヒーローとヒロインに共感できない。記憶がなくてもお菓子は作れるとか仕事はできるとかいうのも説明がほしい。

登場人物全員、軽すぎる、、、6か月に出産して、王様と仲良くなって、王子と結婚とは。息子の世話は自分でやると言い張ったわりに肝心なときにはベッドだし。

絵も美しい、お話も優しい、起承転結がしっかりしてる。短いページ数なのにとても楽しめました。でも、描ききれなかったのか、結婚式の夜の侯爵の行動とか、泥棒がすぐに捕まった理由とか、形見は取り戻せたのかとか、ちょっとわからない部分もありました。