時々落ち込んでも、前を向いて赤ちゃんと二人で生きていこうとするヒロインが素敵です。あらすじはよくあるHQのお話ですが、金目当てかと訝しむヒーローに対して「あなたは私を対等の人間として扱っていない。」とキッパリ言うヒロイン、お見事です。他の話のヒーローにも言ってやりたい名言！

「遊び（肉体関係あり）で付き合ってただけだ。」「もう別れたから僕は誠実だ！君の方が残酷だ！」って、どこに誠実さを感じる女性がいると!?男に都合の良い言い訳ばかりで不愉快MAXです。『別れた浮気好きの最悪の元カレ』のセリフですよ、この発言。

ヒロインは多少浅はかだと思うけれど、従兄弟の脅しや両親との和解をほぼ自分の手で解決してしまった。ある意味スーパーヒロイン。ヒーローは補助的に手を貸しただけで、存在感が少し薄いかな。 （生い立ちもHQのテンプレでしたし。）そこがいつもと違ったので、印象に残る話でした。

罵詈雑言からの、例の「おもちゃ」発言でさらにドン引き。小学生が好きな子をからかってる感覚なんでしょうか？30過ぎの大人の男の発言ではない。対等な人間としてヒロインを扱ってない。「顔が良くて金持ち」以外の良い所がない男。「抱き寄せてキスすれば、女はみんな落ちる」と思っている最低ゲスなやつ。キモいですね。

予想外の妊娠→「計画的に妊娠したな！」とヒロインを責める…まではよくある話。しかし妊婦を殴ろうとした男は初めて!!! そして「（倒れたのは）僕のせいじゃない！」わずか2ページで不快さ最高潮。その後の「愛してる」モノローグ…これはもうDV男の思考回路じゃないですか？ある意味記憶に残る作品ですが、二度と読みたくないです。

「問題を先延ばしにして、とにかく肉欲優先。」これがほとんどのハーレーの男性陣のやる事ですよね。（外人だから？）夏休みの宿題じゃないんだから、その時々でちゃんと対応しないと女性はキレますよ。

ヒロインが「愛人になりたくない」と言っているのに「正妃は別人だが、君は愛人ではない。パートナーだ。」と??　頭のネジが100本くらい飛んでるんですか？この男は。その言い草で女性が納得すると思っている？「やり方は違うが、女性を悲しませ苦しませる悪行は父親そっくりだな!」と、他の登場人物に言って欲しかったです。 このシリーズの兄弟は、みんなソレですね。こんな王族いらないですよ。

ヒーローが2/3かけてやった事「出会った頃から目をつけて〜拒まれた〜騙して誘拐〜無理やりバージン奪う」と。イケメンフィルターあっても無理ですね!!これがキモい中年のおじさんがやったら、吐き気と頭痛で最後まで読めないですよね。砂漠で助けられた時だって、ヒロインが惹かれたのは命の危機があっての「吊り橋効果」なんじゃないですか？っていうくらい無理。女性を辱める昔話を自慢げに語るとか無理。あと、やはり前髪が長すぎて無理。

そういう仕事をしていた女性だから、どんなに罵倒しても、ひどい扱いしてもいいだろう。という、ヒーローの人間性がゲスすぎる。中世のお貴族様だから、こういう思考は仕方がないのかもしれないが、そこはもう少し漫画のファンタジーを入れて欲しかった。実際、彼の身内も最悪の底辺へと落とされていたわけだし、復讐を誓うほどの情を持っているなら、そんな窮地に落とされていたヒロインに対しても、計画以上の優しさを見せてくれても良かったんじゃないですか？せっかく絵は美麗なんだから、もったいない。

ヒーローの冒頭の暴言も腹立ちますが「妊娠（嘘）したから婚約した女がいたと」いうのが最後まで引っかかって、読者としてこのヒーローを受け入れられない最大の原因でした。心当たりがあるから婚約した訳ですよね。ヒロインもぐずぐずしてますが、幼い頃からの「身分の差」が染み付いているのなら、納得いきます。欲情してハッハッしてる犬みたいな男（ヒーロー）がずっと不快でした。

皆さんの感想ほどには、ヒーローは最低のゲス…とは感じなかったです。 鈍感さはあるものの、ヒロインを罵倒しないし（むしろ女神のごとく崇めてる。）彼の生い立ちを知れば、慎重さと臆病さは理解できます。ただ残念なのは外見。彼のルーツですし、今時の流行りなので仕方がないですが、個人的にあの国は好きじゃないんです。「彫刻は売れるものを作ってる」「でも絵は違う」という言葉には、そういう仕事と趣味を持っている身として、すごく共感したのでハートを増やしました。ヒロインは外見・中身も完璧に近いほど麗しい。だけど儚げな「影」の部分も人間味がありとても素敵でした。

HQあるあるの迷セリフ。「君の方から誘った。」（失笑） セクハラしようとするゲスな男と一緒の言い訳。 ヒーローがゲスな男と同レベルとは、どんな話なの!?って。 これは「情熱」ではなく「肉欲まみれ」だと思います。 それともこの違和感は日本人的な感覚で、外国ではこれが普通なんでしょうか？

何も解決してない。結婚してもさらに継母の罠が続くだけ。こんなラストで「ハッピー」ですか？シンデレラ的な話なら、ちゃんと悪役の事も決着をつけて下さい。

「元奥さんが〜花束を受け取って、車であなたの所に帰ろうとした〜」と希望的推測+美談に持っていったセリフがありましたが、「いや、もう離婚しようと思っていたかもしれないよ。」とツッコミを入れたくなりました。「母親なんだから、君が子供の世話をしろ！」って何世紀前ですか？このヒーロー。娘が一番大切と言いながら、ヒロインにキスを何回も迫り、押し倒す。弁護士のくせに、自分自身が言葉通りに行動できてない。ヒーローに全く魅力を感じませんでした。

ヒーローだけでも不快だったのに、この兄！セクハラ兄弟が最悪すぎて不愉快です。「厳格に育て過ぎた〜」ってどこがですか？お母さんちょっと！息子2人とも下半身ユルユルなんですけど!?ヒーローと結婚したら、義兄がまたセクハラを囁くかもしれないって、鳥肌立ちます。（ひどいようなら、証拠として録音するという手段もありますね。）

ヒーローの弟も最悪だけど、嘘だと判った時のヒーローの怒りが中途半端。（一発殴ってもいいくらいでは？）安易にインしちゃうヒロインに少しイラつきましたが、もっと最低なのはこの後。「妊娠していたら、彼女と再婚できる〜」って！お気楽すぎだろー!!もっとキチンと謝罪しなさいよ。火事で無鉄砲に突っ込んでいったからって、帳消しにはならないです。

なぜ男性は「妊娠→出産しなかった」の答えが「中絶だけ」と考えてしまうのか？（そして勝手に怒りをぶつける。）HQの男性陣が馬鹿ばっかりなんですか？私は残念ながら、流産の可能性を一番先に思いつきますが…。今回のヒーローは、事後直後もその後の対応も「愛を信じられない」というよりは「人の心情が汲み取れない」酷い男のようにしか見えませんでした。

最初は誤解だったとしても、せめて深い関係になる前に本当の事を打ち明けるべきですよね。双子だからって、そういう時に別の名前で呼ばれたら嫌じゃないですか？そこが違和感ありすぎです。

確か20年前くらいに読んだ本では「安定期に入ってもあまり激しい営みはやめた方が良い」+「男性のそれを赤ん坊が浴びてしまうのも良くない。」と書いてありました。今は医学的に違うかもしれませんが、看護師なのに迂闊すぎでは？と心配なほど激しめでした。やはり他人の子だから、ちょっと雑な扱いなんですかね。

主演の二人はもちろん、ワイルドな娘さんも世話焼きのお姉さんも、みんな素敵な人達!100％ストレス無しで読めるHQは珍しいです。 こちらの先生の描かれる人物はどの作品も魅力的で、清々しい。もちろん、お城の外観や内装やドレスのデザインも素敵です。（たまに、どんなセンス!?コメディなの!?というデザインの絵の方もいらっしゃるので…）そして何よりも、ヒーローの横顔の目！目が色っぽい!!大人の男性はこうでなくては…。目力高めのヒーローは他にもいますが、今回の伯爵の目がベスト1位です。

ただひたすらにヒロインを愛し続けるヒーロー!!冒頭からの精一杯のプロポーズに胸キュンです。読後が爽やかです。

倒産寸前の会社と家族を救うための、よくある愛人契約物かと思ったら、買収する約束は反故!!いくら何でもヒド過ぎじゃない？詐欺ですよね。最後に助けたからチャラ、という問題じゃないですよ。今までの愛人契約ヒーローも酷かったけど、ちゃんと会社はすぐに救ってくれていた。今回のヒーローは外道ですね。そして処女だったという事が判別できない、経験豊富なプレイボーイ（笑）

HQを愛読して8年くらいですが、傲慢で自分勝手で謝罪しないギリシャ男ばかりの中、こんなに誠実で優しいギリシャのヒーローは初めて!です。2人がお互いに惹かれてゆく過程も丁寧で分かりやすいですし、「家族のために頑張ってきた幼い君を守ってあげたかった」という独白はキュンとしました。情熱的だけど可愛い男性ですね。本当にコメディとロマンスのバランスが絶妙な、気持ちの良い作品です。

猜疑心の強いヒーローが、肉体関係になるまでヒロインを疑い続け、自分が疑われる側になると「俺を信じない君が悪い」的に逆ギレするパターン。見飽きました。そして「ヒロインにはこんな男よりもっと良い男がいるよ。」と思ってしまう。これもパターン通り。そしてどうにも、こちらの先生のヒーローは嘘くさく感じてしまいます。

詰めが甘いというか…今回のヒーローは何事に対してもソレですね。逆恨み激しいヤバ目な妹の処置は「家から追い出しただけ」。 元奥さんは「自分から居なくなったから放置」。 出来る男ならもっと完璧に、きちんと原因を究明して解決しなさいな。（妹はちゃんと治療をさせないと、薬物や酒浸りで未来は無いと思いますよ。）無意識に責任逃れしている様にしか思えません。 今回のヒロインに対しては皆さんのおっしゃる通り、読後感悪いです。

さすが橋本先生！先生の作画でなかったら、ハートなんて1個もつかない所でした。ですが…酷い、この甘えん坊ヒーロー酷すぎる!! でも「結婚後、中絶を迫る旦那」ってHQでも良くあるパターンですよね。 「そして離婚し、傷ついた彼女と子供を抱きしめて大きな愛を告げてくれる真のヒーローと幸せに…」という3巻目があるのではないですか？（笑）真のヒーローはマックスかデレクですね。

新婚で浮気されただけでも嫌なのに、子供…!!!も〜〜っ許せないですよ！無理ですよ。そして当て馬役の男性の方が魅力的に見えるのがいつものHQの七不思議!!イトコがいい人過ぎて…。

妊娠を知っていたのに放置はあり得ないですよね。5年も経って「娘と暮らしたい」とか、その場の感情・ノリで言ってるだけかい？坊ちゃん育ちはこれだから…（怒）

何これ…？言葉は通じているのに、話が通じない。最初から最後までこの連続。イライラが頂点に達しました。せっかく絵は綺麗なのに、読んでいて不快です。

「君に仕事を用意する」というセリフはHQでは良くありますが、売春させようとしたヒーローは初めて！それって「ヒーロー」ではなく「ヤ○ザまがいの犯罪者の男」が良く使う手口ですよね!!それを助けてくれる男性が「ヒーロー」ではないのですか？言葉を選ばずに言うと「売春させようとしたり、その後つきまとったりする男」は、かなり悪質なストーカーでは??