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リズ・フィールディングLiz Fielding

リズ・フィールディング

ロマンス小説界の最高峰と言われるRITA賞をはじめ、数々の受賞歴を誇る実力派作家である。イングランド南部バークシャー出身。1999年7月の日本デビュー以来、多数の作品を発表し続けており、高い人気を保っている。 リズが作家になった経緯には、母親の影響が大きいという。「母は私がまだ年端もいかない時分から本の読み聞かせをしてくれました。少し大きくなると『若草物語』『赤毛のアン』といった名作を買い与えてくれて、私はそれらを表紙がぼろぼろになるまで読みふけったものです」 最愛の夫ジョンとは、お互いにアフリカで働いているときに出会った。結婚後はアフリカや中東で約十年間を過ごし、その間にエイミーとウィリアムという子供をもうけた。やがて一家はイギリスに戻るが、エンジニアの夫がしばらく海外出張に忙しい日々が続いたため、リズは寂しさをまぎらそうとロマンス小説の執筆を始めた。処女作は、夫との出会いの地アフリカを舞台にした作品。長年の結婚生活においても、お互いの存在を当たり前だとは思わずに、常に「アイ・ラブ・ユー」と伝えあう関係だという。 趣味は読書とガーデニングとスイスチョコレートを食べること。 新しい本の詰まった箱が家に配達され、ふたを開けてインクと紙の香りを楽しむ瞬間が至福のときだという。 子供たちは成長して家を出たため、現在は夫と二人でウェールズ地方の小さな村に住んで、アーサー王や円卓の騎士などの伝説に彩られた美しい風景を満喫している。 リズはロマンス作家としての抱負をこのように語る。「魔法にかかったみたいにすてきなストーリーを書いて、読む人にこの本を選んでよかったと思ってもらえるような作品を生みだしていきたいと思います」

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