出だしがけっこうシリアス路線だったので、それにしては背景に「星」が飛んだりして、いまひとつシリアスになりきれてないコミカル系の作画だな・・・と、読み始めました。が、だんだん軽めの作風とストーリーがシンクロしてきていい感じで・・・。あっけらかんとした明るさいっぱいのヒロインと苦虫系のヒーローとのやり取りがなかなかツボでした。ヒーローと彼の家族の誠意と謝罪も充分感じられて、読後感もよかったです。前作でも思ったのですが、のわきさん、立ち読み部分とその先がけっこう裏切るんですよね。信じて読んでみると意外といい結果・・・というのが私の感想です。後半出てくる「王子の半ケ○シーン」にうっかりドキリとさせられたので、ハート1つ足しました♡　　サクソン家の続きも読みたいですが、王子兄弟の話も読みたいですね。

イングリッシュ・ジェントルメェーン！さすが、女性のために常にベストを尽くす！（例えそれが、友人でも恋人でも）ボコられイーサンいいヤツだ。見つめ合ってのおでこコッツンに悩殺されました♡　　「シークの祈り」→「楽園の誘惑」この順番で読んでよかったです。最初に「楽園の誘惑」が出て、某有名デザイナーインスパイアなジイさんが気になって気になって・・・読もうかな、と思っていましたが・・・皆さんの評価で止めておいたのが幸いした。何で、逆の順番で発行しちゃったかな？ぜひ、正しい順で読んでもらいたいです。ヒロイン、ワガママにも見えるけど、気の強い一途さが可愛いし、その意地っ張り娘をソフトに操縦するには英国紳士なヒーローがぴったり。　　　　[追記]　　　そう英国の方を知ってる訳じゃないけど、このヒーローみたいに騎士道精神というか博愛精神に恵まれすぎてるタイプっているんですよね。こういうタイプにはこのヒロインくらい強烈に行かないと「普通に親切」で終わっちゃうんじゃないかと。ヒロインもわかってるから、泣きながら意地張ったのかな？と思いました。「ワガママ」で勝ち取る私だけへの「愛」・・・読後のイライラ感が少し収まるといいのですが、どうでしょう？？？

これが1本だと、なんか物足りない・・・となるのかも知れませんが、2本だと、逆にこの軽さがいい感じ。　　　「パリで見つけた恋」　作者のあとがきが、まんま私の感想で、ご本人も同じように思われていたんだ・・・と。年齢バージョンアップしたヒーロー、私も大賛成です。　　　「シークの祈り」　跡継ぎテーマでもここまで夢物語だと、笑って読めます。ヒーローの弟、顔立ちが？？？と思っていたら、こちらもあとがきで解説が。村田先生、描き分けがすばらしいわ。「恋する男たちシリーズ」追いかけたくなってしまいました。

久しぶりに再会して、お互いの近況報告をして、また「やっぱりこの人、素敵だったんだ」と再認識・・・その辺りの流れがとっても良かったし、リアリティもあったんですよね。それだけに、最後の流れとヒロインの言動が軽すぎて、そのギャップが私も受け入れられなかったな。こういうどうにもできない「痛み」を消化するのって大変だと思う。せっかく名作になりそうだったのに、すごく残念。ちょっと憂いの入った顔のヒーローがぴったり表現でしたけど。

豪華絢爛ヒーローズと有り得ねーなゴージャスシチュエーションの数々。女の妄想最大級レベル。1作ごとだと3.5~4作品なんですが、3本束でくる迫力でハート5です。同じ作家さんで、同時進行する物語。同じシーンが違うカップル視線で3回楽しめるし、登場人物もちゃんと描き分けられてて、それぞれの性格を表した外見も良かったです。ただの夢物語かと思えば、意外としんみり考えさせられるシーンもあり、深さも感じさせられました。私は、3作目の「プレイボーイの仮面」が一番、気に入りました。

なんでだろう、私はこういう傲慢系好きなんですよね。必ずハッピーエンドがお約束されてるっていうのと、ヤスミンさんが書かれた　>傲慢系の男子がお好みの人は自分がその立場に立ったことがないから・・・とういうのもあるかも知れないですね。波風立たない（つまらない、とも言う）生活送ってると、せめてお話の中ではめくるめく恋愛に翻弄されてみたい、と思ってしまうというか。皆さんの評価が厳しいので、申し訳ないな・・・と思うのですが。　この作品は、普段は用心深いヒーローがヒロインに対してだけはリビドー一直線になっちゃうのと、翻弄されているだけのように見えて、でも、自分を見失ってないヒロインの組み合わせがいいなと思いました。過去にとらわれて、ヒロインを信じ切れず捨ててしまったヒーローと、あそこまで生活が困窮するまで手立てを打てなかったヒロインと、どちらにも間違いがあったけれど、傷が大きくなり過ぎないうちに修正できてよかったですね。

ヒロインの知りたくなかった過去を暴いちゃったヒーローですが、本当だったらすごく盛り上がってたシーンなのではないかと・・・。ストーリーの持って行き方がズレた為に「なんでこんな余計な事をした？」となっちゃったけどね。やっと彼女に本当のことを告げて、その先に進めてくれる人物が現れた、となるべきだったヒーローが、すっかり器の小さい男にされちゃった。違う作家さんが描いてたらもっと感動できるストーリーになってた気がすごくしました。　ところで、ヒーローはなんでランドマークタワーに住んでるの？？？

前作の「罠に落ちた夜」でも書かせて頂いたんですが・・・ヒーローのピアスについて。私、長い事ヨーロッパに住んでおりますが、やはり、これくらいのクラスの男性だとあんなに目立つピアスはないと思う。特に書かれているような大企業でしかも勤務中となると有り得ない。確かに、目立つピアスしてる男性は沢山いますよ。でも、学生だったり芸術関係だったり・・・。ストーリーに入る以前のリアリティの無さにガックリしてしまいます。こういうヒーローを描きたいなら、パラノーマルだったり、サスペンス物で潜入捜査中のヒーローを選んで貰いたいと思います。

すみませんが、ここまで共感出来ないヒーローは初めてでした。たとえ傲慢ヒーローでも、皆、仕事では切れ者が普通だし、停電や雪に対処できる生活の最低スキルは抑えておいて欲しかった。　せめて女性の扱いだけは・・・と思ったけれど、いろいろな意味でヒロインを病院送りにするとは。　なんか、こう、何の目的もなしに漂い生きてる感じに最も共感できず・・・。　なぜこんな男に2人（ヒロイン＋アルファ）して憧れる？？？　不思議だ。　そして作画・・・横顔と「闘魂」入ってる正面顔の下半分、どうしても気になりました。

全体に生ぬるいユルさの立ちこめる作品なんですが、所々、フッとスリリングなハードボイルドの香りがしました。で、意外とすんなり読み進められました。　もしかしたら・・・と今後を予感させる物があると感じたのですが、錯覚でない事を祈ります。　デッサンは悪くないのですが、致命的なのが顔の造形かな。特にヒーロー。シルエットだといいのに、顔のアップになると・・・。ぜひ、シャープな男の色気を追求してもらいたいですねぇ。

原作の表紙を見て納得。１９９５年の作品だというのに何とも古めかしい表紙。誤解に誤解を重ねて自ら身を引いちゃうヒロインがクラシックさいっぱい。７0年代の作品みたい。（なんで知ってるの、私？？？）　この作品は「財産」という言葉がポイントですね。原作で possession となっているのか treasure となっているのか？　ある意味、とてもゾクゾクする魅惑的な意味も持つ言葉ですけどね。受け取り手の方はそう感じなかったのね。

初対面の時、ヒロイン、やけにフレンドリー過ぎると思ったらGM理由だったとは。結果、凶暴化するコーヒーガール。3回読み返してもまだ笑えました。　テイストは、ギルバート・グレイプとアイ・アム・サムをミックスしたような感じでしょうか。ご都合主義といえばそうかも知れませんが、とんでもデザインのウェディングドレスをチョイスするヒロインを始め強烈個性の持ち主が沢山出て来ます。そしてまた、あのウェディングドレスを良しとするヒーローもいる訳で（普通に幸せそうに花嫁の横にいたモンね）　人生捨てたモンじゃないよ、きっとどこかにあなたの個性をわかってくれる人がいるハズだよ・・・という作者からのメッセージかな、と思いました。

相当な問題作とは噂に聞いていましたが、ここまでとは。愕然。変質者夫のキャラクターが強烈すぎて、ヒーローがすっかり霞んでしまった。破滅的な愛し方しか出来ない男の狂愛の物語になってしまっている。特に似ている訳ではないのですが、なぜか、むかーし観たヘルムート・バーガー主演の「雨のエトランゼ」という映画を思い出しました。

Ｈ／Ｈの2人よりも脇役の方が存在感のある不思議なお話でした。主役2人、意固地すぎ。なのに、結末はあっさりハッピーエンドで拍子抜け。やはりこのお話の主役はチャールズなんだろうな。「寂しい男の再生ものがたり」。　皆さん、チャールズ一押しですが・・・私のチョイスはゲルハルト君ですよ。絶対ブルーノより頼りがいがあるハズ♡　マーティーン早まったゾ。なにはともあれ、ヨーロピアンな大人ムードの漂う会話が心地よいお話でした。

こ、これは、すごい。ストーリーも信じがたい流れだが、作画がすごい。中世から続く街に「万国旗」が掛かっているのもすごかったが、インテリアデザイナーに準備させた子供部屋の暖炉に柵がないっていうのもかなり信じがたい。昭和時代の子供（←私の事）が、子供の頃夢見た遠い外国生活って感じのチンプンカンプンさだ、これは・・・。　しかし、最大の衝撃だったのは「二人の初めて」の翌朝、ベッドに腰掛けるヒロイン。身体、つながってないョ。

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ヒーローのヘアスタイルが、何度も変わって色んなバージョンが楽しめます。（いつもはロン毛ファンの私ですが、このヒーローはさっぱりショートの方が男前が上がる・・・と個人的に思いました）　シリアスとコミカルが微妙に配分されたストーリーで、どっちかというとコミカル寄りかな、最終的には。　しかし、岩崎先生ってば「構図名人」なんだから。　ヒーローのプロポーズ姿、今年のベスト構図賞間違いなし！　（危ない物は、ちゃんと隠さなくっちゃネ！）

ヒロインの顔、13歳の時からほとんど成長してない感じ。そんなお子様顔ヒロインですが、ヒーローとの関係はこれがなかなか「大人の関係」（笑）。ヒーローの過去の女性たちはそこそこ大人イメージで描かれてるので、大人の女性が描けない・・・という訳ではなさそう。ヒロイン、あと5才年齢アップを目指して作画してもらったら落ち着くんじゃないだろうか・・・。　お話のキュンキュン度は高くて読後充実度は高かったので、ヒロイン年齢アップに期待してます。

前作もそういう傾向だったけど、TL作品で見る作家さんの作画、こけしみたいなチンマリ系の体型なんですよね。それを考えると、ヒーローをここまでマッチョに大きく描いたの、すごい努力じゃないですか。　ストーリーの運びも悪くなかったと思いました。ファムケはホラーかと思うほどのサイコパスな執着だったけど、ヒーローは、のんき過ぎとはいえ、気持ちにブレはなかった。いつもヒロイン寄りだった。画面に散乱する髪の毛かき分けてストーリーだけ追ってみると、意外と正統派かも。ハート４つにしたいところだけど、やはり、作画に濃淡のメリハリがなくて画面が色々いっぱいいっぱいで見にくいので３つという事で。

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すごーくドラマティックな盛り上がりがある訳じゃなくて、あわただしい日常の繰り返しの中、少しずつ近付いていく２人。（まあ、ヒーローはそうでもなかったのかな？）　小さいエピソードが沢山出て来るけど、バラけた印象にならずうまくまとまってたと思いました。　ただ、ヒーローの名前が気になるんだなぁ。もう少し無難でロマンティックな名前に出来なかったのかしら？　どうしても歴史上の人物を思い出してしまって・・・。

結局、妹の「お古男」であるし、決着付いてない所も色々あって、完璧ストーリーとは言いがたいのですが・・・ヒーロー、色っぺ～のですよ。ベネズエラっていうエキゾチックなお国柄が既に「私をこんな遠い所まで連れてきて、何をするつもりなのっっ」を醸し出す上に、15年位前のノリノリの頃のバンデラス系外見でスペイン語で愛をささやかれちゃ・・・。気になる所色々目をつぶって　流される～　堕ちてゆく～　だったのかな、ヒロイン？　ええ、私も目をつぶりました。ハート4。

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これは一体どこの国なんでしょう？　着ている物からするとイスラム文化圏の国だけど、カスタルディーニという国名からしてイタリアンな感じ。で、王子はじめ、皆さんやっぱりイタリア系のお名前。で、しゃべってるのもイタリア語。でも、たまにアラビア語が混じる。もしかしてマルタ島辺りをイメージしてるのか？？？と思ったけれど、王宮は、トルコのブルーモスクそのまんま。　ここは、一体どこなの？？？　うーん。　架空の国といえど、一応現代モノなので、もう少しリアリティがほしかった。オリヴィア・ゲイツのシーク物は、なんかこう、どれもファンタジー風味でリアリティなさすぎ。そのせいか、作画の方も、アメリカ人となっているヒロインはちっともアメリカ人に見えず、やっぱりファンタジーな感じ。

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ストーリーに難があるとか、最後もうちょっとラブラブシーンがあればもっと盛り上がったのにとか、そういうのは置いといて．．．私の場合、やつれヒーローが激ツボでした。ポール・ウェラーとかリアム・ギャラガー系な英国おかっぱ男子（無精ひげ付き）の魅力にやられた！　いわゆる普通のイケメンとは一味違うヒーロー、よかったです♥

ドラマチックなお膳立てはよかったんだけど、後半、まとめの所でなんかちょっとズレた感じ。もっと盛り上がるはずが、フィニッシュがいまひとつ。残念。作画がよいので、ハート1つ足しましたが・・・。ま、イタリアンはtemperament(気性が激しい）なので、激した挙句、間違った方向に突進もありえるけどねぇ。もうちょっと注意深かったらこんなに壮大な話にならなかったんじゃない？？？　といっても、それじゃあ、お話が成立しない訳だけど、行き違いになった理由が甘すぎて真実味が薄れちゃった。　　で、問題の「なんてこった！」発言。これはせっかくのシーンをぶち壊し。なんかおマヌケだわ。「O Dio!」（神よ！）とかにしてくれればよかったのにね。（原作ではどう言ってるのかな？　マンマミーア！と言ったとは思いたくないぞ）

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いかにもローリー・フォスターなアメリカンロマンスでした。ヒーロー、傲慢とか策略とかまったくナシ。ただただ一直線にガッツリ、ヒロインにアタックする姿がすがすがしかった。忍耐強さも優しさの現れ。本当に「理想の恋人」だと思いました。　で、なんでMr.ノベンバーなんでしょう？　アメリカのカレンダーって１１月はお宝ショットがお約束なんでしょうか？