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「私、耐えます～」な幸せ薄そうな感じのヒロインがツボりました。日本のオフィスものっぽい印象のH/Hというか作風というか筋運び。気持ちじんめりしたウェットテイスト。よいではないですか。で、まだまだ撒いた種を回収しきってないようですが、次作とかでスッキリするんでしょうか? 作家さんが違うシリーズものですが、作画さんが同じだからか統一感がありますよね。で、ヒーロー、レッドカード一発退場なんじゃ?というシーンがありますが、申し訳なさそうなあの顔で挽回ですよ。 ←ヒロインもあれでノックアウトされましたね? ここ、必見です。(笑) まあ、ハーレの世界でありますしね。あまり突っ込むのはヤボというものですね。

サイコサスペンスとしては最高におもしろいのですが、ロマンスはすっかり何処かへ飛んでっちゃってる。狂気の世界を見ながらも芯が強いというか全然毒される事のない健全思考なH/Hお2人さん。さらっとロマンス成就させちゃってる。あっさり過ぎてちょっともの足りなかったかな。やっぱり主役はヒロイン母か。怖い怖い。後半の独り語りの辺りの恐ろしさ。怖いけど、また絶対読んじゃうな。(笑) サスペンスホラー系が苦手な方はご注意下さい～。

悪い人いません。ほっこり安全なお話です。「銀のスプーンをくわえて生まれてきた」という表現がありますが、ヒーローはまさにそんな人。このヒーロー、実際の裕福さだけではなく外見や才能にも恵まれている。で、そういう人だけが持てるおおらかさが魅力的でした。(得てして、そういう、人よりも優れている部分が傲慢さとして表れてくるハーレヒーローが多い中、なんとも清々しさのあるヒーローだった)そして、頑張り屋さんの上に健気なヒロイン。きれーいにフィニッシュ出来てよかったよかったなお話でした。ストーリーとは別に、今の世相を脇役さん達にも読み取れて(ロンドンでの上司の女性とか)、こういうリアルさが作品を生き生きとさせますね。流石の荻丸先生です!

太めでクセッ毛のグレッチェン、まさにイメージ通り。素顔バージョンも率直で健康そうでいい感じでしたけど、変身後のゴージャスぶりが凄い。ノックアウトされるよね、ヒーロー。こうやって視覚にピタッと来るのが文字でなくコミックで読んだ場合のよい部分ですね。ストーリーは割りと普通によくあるパターンで進むんですが、グレッチェンの表現がよいので評価が上がりますよ～。絶妙にカーヴィーなシルエットでした。さすがの内田先生。GJ～。

こんなに順調に進んじゃっていいのか?と思ったら、途中から意外な障害が。色々と決断力のあるヒロインですが、最後までキッチリ責任を取ってケジメをつける生真面目さんぶり。一方、ワイルドな外見のわりにいたって冷静なヒーローなので無事に真実に辿り着き、めでたしめでたし。もうちょっと激情を期待したんですが意外と平穏。(笑) ストーリーだけならハート4切るかな?という感じですが、この画力。ググッとハート数上昇です。

なんとなーく某カントリーシンガーの顔を思い浮かべてしまったヒロインでした。クラシックに凛とした佇まいでスタイル抜群なお嬢様。最初にもうちょっとヒロインがキーキーと意地悪してるシーンがあったら対比がもっと面白くなったかな?と思いましたが、あまりやり過ぎてもいけないのでこのくらいが妥当だったのかも知れませんね。だんだん化けの皮が剥がれていくヒロイン(といってもそっちが素顔なんですが)がせつなく可愛いです。私はガタイのいい無骨男が大好物なのでこのヒーローはもうツボもツボ。(笑) しかもあのシチュエーションでは、恋するな、という方が無理です。ワンコもラブリーでしたね～。

このカチコチ具合がいい味出してます、ご長男のミカエルさん。そして、HQでは「私みたいな普通の女」というヒロインが毎度チョー美女なのが通常ですが、この作品ではいい感じにヒロインが肩の力の抜けた普通の女性なんですよね。それだけに、作家としての顔とその作品の力、審美眼を持って画廊を運営する側・・・お互いの感性の部分でのふれあいがクローズアップされて読み応えがありました。３兄弟、みんなゴールインでめでたしめでたし。

ダイアナ・パーマーが正解だったんだ。どのストーリーも「はとりカラー」に染まると、なぜかサイコホラー調のおどろおどろしさが出ていたのだけど、今回、ダイアナ・パーマーのこのカントリー傲慢系のヒーローでピッタリくるとは…。もしくは、この毎度風に飛ばされちゃいそうな儚い系ヨロヨロヒロインがまさにダイアナヒロインのイメージにどストライクだったのか。不思議と読めます。驚くほどデカいヒーローの手や肩幅、背景に飛び散る花びらもすっかり忘れて読めました。これは、黄金コンビかも。うん。

「復讐」という穏やかならぬテーマの作品ですが、とってもハートウォーミングです。涙しながらもホッと読み終わりました。で、すっごくアイス食べたくなっちゃった。フレーバーはチャンキーモンキーね。（笑）

オークションものって、どうもあっけらかんとしすぎで苦手系ジャンルなんですが、これは好きな作品(原作)なんです。ローリー・フォスターって明るい作風なんですが、「痛み」を抱えるヒロインが結構登場しますね。これもそんな作品です。辛抱強いヒーローと殻を破ろうと頑張るヒロインが丁寧に描かれていました。で、字で読んでる時には「それほど・・・」と思わなかったシーンですが、視覚に直接来ると、「おおっ！！！」とドッキリしました。(ちょっと赤面。ヒロインたら大胆！！)　その辺、作者も感じられたようで、あとがきに書かれていました。あと、てっきり作画で「こういうの、大得意なのでは？」と思っていたのが、苦手とされているのを読み、意外だなぁ・・・と思いました。ハートが1つ少ない理由なんですが、原作が好きなんで、ぜひ入れて欲しかったシーンがちょっと違う表現だったので、減ってしまいました。原作に思い入れあり過ぎなのも良くないですね。（笑）　でも、おすすめの作品ですよ。

ハート3では可哀想なんですが、4までもうちょっと・・・という感じでしょうか。色々とスッキリしない結末なんですよ。現実的といえば現実的なのかも知れないけれど、ご両家、先行きが心配。それに、ヒロイン、過去を含めてもうちょっと深く心理描写されていたらよかったのに。自分で補いつつ読みました。という訳で、きっちりパズルがはまれば名作になりそうな予感のする作品でしたが、ちょっとズレがあって残念方向に行ってしまったようです。

表紙がミスリードかなぁ・・・。軽いコメディタイプのお話だと思わせるでしょう、この表紙？　だけど、読んでみるともう少し違う印象なんですよ。深い。大富豪とか美女とかじゃない身近な人々のお話だけに共感度が高かった。ぐっときました。幸せの青い鳥がどこにいるのか、一生懸命、一生懸命真摯に探してたどり着く。前から思っていましたが、読ませる構成力がすごい・・・。これから姉妹達のお話も楽しみです。

シドニー・シェル○ンですか？というような驚くべき急展開急展開の乱高下ジェットコースター。2巻組で読みたいくらいの内容を1冊でまとめたのでドワーッと怒涛の駆け抜けで息付く暇もなく終わりました。(笑)　キャロル・マリネッリ、よくこんなストーリー考え付いたね。駆け抜けで読み切って、後書きで「うんうん、その通り！」と一息ついて下さい。(笑)　なんにせよ、こういうワイルド系の橋本黒髪ヒーローは大好物です。

入り組んだ話で、？？？となりかけましたが、なんとなくちゃんとゴールまで辿り着きました。家族の不始末を一人で請け負う苦労人ヒロインテンプレート型ですね。しかし、ヒーローはあまり傲慢系でないのでソフトなストーリー展開でした。　つくし先生、画がまだ模索中というか右へ左へブレるのですが、今回のはかなりHQイメージにはまっていた？(笑)　ヒロインが時々子リス級に小さくなってヒーローとの体格差が凄いのですが、ニンマリしながら体格差楽しみました。(結構好きなんです、差があるの)　しかし、初作品から比べると格段にHQに馴染んでます。すごい。

原題とおり最初っから「正しい選択」のハズなんだけど、じれったい展開です。逃げるヒロインにグイグイと迫るヒーロー。ヒロインの気持ち、わかる気がする。あんまりに熱烈で逆に心配になってしまうイタリア男性のアプローチ。逃げる、追う、逃げる、追う・・・が本当にじれったい展開ですが、傲慢さはなく、トスカーナの牧歌的な景色の中、家にいる使用人も含めて大家族的なあたたかいゆったりとした雰囲気の作品です。子供の描写に定評のある文月作品なのでアレッサが可愛いのなんの。前作から少し間があきましたが、また文月作品が読める幸せかみしめています。

夢物語ではあります。そんな簡単に行くかな？という2人の先行きでしたが、ウルトラスペシャル必殺技がドカーンと炸裂で難なくフィニッシュ。(私、うっかり泣いてしまいました)　しかし、がちむちマッチョ好きには垂涎ものの作品でした。ヒーローのみならず、まわりのおっさん達(失礼！)の愛らしい事！　そして、第3の主役の存在感あり過ぎ！　姐さんのパンチ怖いよ〜。(笑)　ヒーロー、ロッ○様調で来るかと思ったらネイ○ャーボーイ調。ふさふさブロンドのヒールレスラー(でも、素顔は心優しい実直系)、ツボ過ぎ。あとがきがすごく面白かったので必読です〜♡

最近でいうと「プロ彼女」とでもいえばいいのかな。完璧に全てを彼に合わせる出来すぎたヒロイン。でも「一緒の未来」は描けない・・・と悩む彼女が寂しそうで・・・。お互い、立場があったりして違う自分を演じなければいけなかったのかも知れないけれど、本質部分では、最初から充分にわかり合っていたと思う。　最後には、ありのままの素の自分に戻れてよかった。　後半、シークものによくある禁じ手が出て来ました。（シャロン・ケンドリックの好きなパターン？？？）苦手な方はご注意。私は、ハッピーエンドがお約束のHQでは、ま、そういうのも有りかなぁ、夢物語だし・・・なんですけれど。

こんなに怪我するヒーロー初めてかも・・・。相当なシリアス＆ハードな作品です。覚悟してどうぞ。　ヒロインの名前、「サラ」なんですが、「サラ」といわれると、某有名SFアクション映画の登場人物を思い出します。なんとなくイメージされていたのかまさにそんな感じです。強いです・・・というか、どんどん強くなります、サラ。最終的には「裏シーク」と言っても過言でないほど！？　過酷な世界に身を置くシークヒーローに心身ともにタフなヒロインの最強タッグ。行間にロマンスを感じ取るべし・・・な作品です。（笑）

長男、次男に続くエイキンヘッド公爵家三男のお話。（シリーズとは明記されていませんが）　このシリーズ、どれも舞台は壮大。激動の歴史大作なんですけどねぇ・・・今回は、どうもコミカル風味。スパイ活動は、もう少し慎重にやらないと危険すぎる・・・と思ってしまった。３か４か迷ったのですが、途中で出てきたヒーローのポロリン涙シーンが可愛く♥　アップ方向に・・・。

HQ、TL、レディコミを住み分けるとしたら、こういう作風がHQとしては理想形なんではないだろうか？　パッション・ジャンルでありながら決して生ナマし過ぎることないきれいな2人のシーン。クオリティの高いブランド品だとわかるファッションにインテリア。こういう世界観を味わいたいのでHQを読むんだなぁ・・・と。　イタリアンのヴィンチェンツォがイタリアンらしく小さいカップのエスプレッソにビスコッティ（クッキー）を付けてヒロインにサーブしてくれているシーンなど、細かい所にも気が配られていて溜め息ものでした。　で、ストーリーですが、傷を負ったH／Hがお互いに深く知り合っていくうちに癒しの時を迎えるというもの。理性的な2人なので静かに緩やかに進みます。激情ジェットコースター系が好きな方には、かなりの「サッパリ味」かもですが、穏やか系がお好きな方にはおススメです。

まれにみる正しい方向に完璧ヒーローなんだが、それでいて、おぼこいというか、なんか純粋無垢な恋する男～♥な感じが・・・。キュンです、もう。この2人、どちらも芝居がかってないというか自然体で気持ちよくストーリーに入っていけました。（ただ、ヒロイン、姿も名も変えたって・・・私だったらもっと変装したかも・・・と2人のいきさつ読んで思いましたが、まあ、これもご愛嬌ですね）　桐坂先生、別ジャンルの作品も拝見しているのですが、どれも華があってきれいな作画ですよね。HQでもっともっと描いて頂きたいですね。

タイトル「This Is My Child」ですよ。まんまですな。もうね、ダッコには大きい年なんだけど、ああいう時は抱きついてくるよね。あのシーンで撃沈されました。そして、母子の愛情に置き去りにされそうなカップル間のロマンス、先行き大丈夫か？？？と思いましたが、優しい感じできれいにまとまりましたね。　作画がちょっと幼い感じがするんですけど、水沢先生の視線ってどの作品でも優しいので物語の世界観がほっこりしていて好きなんですよね。

不思議とほのぼのしていていい作品ですよね。一色先生、海外作品に向いてると思うんだけどなぁ。（インテリアやファッションにクラス感があるし、描写力も素晴らしい）　主婦物ばっかりじゃなくて、ぜひHQに戻ってきてほしいですね～！

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碧先生の作調って淡々としているのですが、その淡々さがストーリーと合っていてとてもよかったです。立ち読み部分を読むと「ああ、いつもの傲慢ヒーロー+情けない身内のストーリーね」という感じですが、しっとりほっこり裏切ってくれます。硬いスーツとメガネにきっちりまとめ髪の完全武装ヒロインが一生懸命隠している「小さな傷つきやすい少女」が癒されていく様、ちょっとウルウルしてしまいました。　ケマル君、癒し系ですね～♥

やはり、これくらいの分量があると色々描き込めてストーリーの展開に無理がないのがいいですね。邪悪な天使＝ダーク・エンジェルってヒーローのことだと私は思いました。生い立ちの上に5年も無実の罪で投獄されるなど、ハードな生活を送らざるを得なかっただけあって滲み出る凄みが痛いほど・・・。その辺、JET先生の骨太な作画で存分に表現されていましたね。しかーし・・・（私はちょっとだけイライラしてしまったのですが）ヒロインの純粋無垢爆弾に撃沈されたダーク・エンジェルであった・・・と。読み取り、間違っていたら失礼でございますが、こんな風に理解しました。